【農家直送】あきたこまち – 精米したての美味しいお米を定期便でお届け

あきたこまり生産者

日本屈指の米どころ、秋田県の豊かな大地で育てられる「あきたこまち」。その名は多くの人に知られていますが、その魅力や品種の背景、そしておすすめの炊き方など、詳しく知る機会は少ないのではないでしょうか。本記事では、秋田県南地域での米の生産や、あきたこまちの持つ特徴、そして精米したてのあきたこまちを農家直送で購入する方法をご紹介します。ミロクハウスがお届けする農家直送の定期便「ミロク便」を試してみませんか?

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あきたこまちの稲穂
目次

あきたこまちの魅力と特徴

「あきたこまち」は、秋田県の寒く厳しい気候に合わせて品種開発されました。平安時代の美しい歌人、小野小町の名を冠し、その透明感ある米粒やバランスの良い味が特徴。全国で栽培され、ご紹介している炊き方でその風味がより一層引き立ちます。 

あきたこまちの由来

「あきたこまち」は「コシヒカリ」の良さを受け継ぐお米作りを目標に品種開発されました。

秋田県での「コシヒカリ」の栽培が難しいという問題を解決するため、福井県農業試験場で交配された「コシヒカリ」と「奥羽292号」の掛け合わせ品種を譲り受け、秋田県の気候に適した品種「あきたこまち」として誕生しました。

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あきたこまちは小野の小町のように長く愛されることを願って命名されました


「あきたこまち」の名前は、秋田県湯沢市で生まれたとされる平安時代の美しい歌人、小野小町にちなんでいます。秋田生まれの美味しいお米が、小野小町のように長く愛されることを願って命名されました。

そのため、パッケージデザインには小野小町や市女笠の秋田美人のイメージが多く用いられています。

あきたこまちの生産地

主な生産地である秋田県をはじめ、「あきたこまち」は全国各地、特に岩手県や茨城県での生産が盛んです。この品種は、寒冷な気候での栽培を目指して開発されたため、雪深く冷涼な地域でもしっかりと育ちます。

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あきたこまちの田植え直後の水田の風景

バランスが良い品種

「あきたこまち」の米粒は、透明感や光沢、香りが特徴的で、繊細かつツヤツヤと輝いています。その粘りと弾力性に富む食感は、食味ランキングで度々最高峰の特Aランクに選ばれるほど。バランスの良い甘み、粘り、そして柔らかさが特徴で、洋食やカレー、丼ものなど、多岐にわたる料理に合わせることができます。炊きたての時はもちろん、冷めた状態でもその美味しさは変わらず、お弁当やおにぎりにも最適です。 

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あきたこまちのおにぎり

水の量は多めで焚くと美味しい

ミロクハウスがおすすめする「あきたこまち」の炊き方のポイントは、水の量を少し多めにすること。これにより、ふっくらとした食感と、あきたこまち特有の風味が楽しめます。ぜひ、水の量を調節しながら、自分が美味しいと感じる炊き加減を探してみてください!

秋田県のお米の生産について

秋田県のお米は、その多様な品種と恵まれた生産環境により、全国的にも高い評価を受けています。

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稲とあきたこまちのおにぎり

多様なお米の品種を栽培している

秋田県は全国的なお米の生産地として知られています。代表的な「あきたこまち」のほか、品種「ひとめぼれ」や「めんこいな」、そして新品種の「サキホコレ」など、多様な種類のお米が栽培されています。令和4年の食味ランキング(日本穀物検定協会2023年2月28日発表)では、秋田県の令和4年産「ひとめぼれ」(中央地区生産)が「特A」獲得を獲得し、全国ランキング10位となりました(引用元記事:https://jpmarket-conditions.com/kome-ranking/meigara/akita/ )

水資源と環境が米栽培に適している

秋田県の米作りは、その地域特有の豊かな地理的特徴に深く根差しています。世界自然遺産にも認定されている白神山地をはじめ、南北に連なる奥羽山脈や出羽山地、鳥海山などの雄大な山々に囲まれたこの県は、これらの山々がまるで天然のダムのように機能します。冬季に降り積もった雪が春になると溶け始め、川を通じてミネラル豊富な水を海へと運びます。この水は、米作りが盛んな横手盆地や能代平野、本荘平野などの貴重な水資源となっています。

さらに、秋田県の米栽培は米代川、雄物川、子吉川という三大河川からの恩恵も受けています。これらの河川は山から肥沃な土を運び、有機質に富む理想的な土壌を形成します。秋の収穫後、土壌は長い冬の間雪の下で休息し、植物の成長をサポートする力を蓄えます。春が訪れると、山々に積もった雪が解け、川を下って土壌にミネラルを再び供給します。

秋田県は日本海に面しており、暖流である対馬海流の影響を受けています。この影響により、夏は稲の成長に適した高温多照の気候になります。奥羽山脈は、通常冷害をもたらす「やませ」と呼ばれる冷たく湿った北東の風を遮り、山脈を越える際にフェーン現象によって温められます。この温かい風は「宝風」とも呼ばれ、稲の成長を促進する重要な要素として機能します。

これらの自然の恵みが組み合わさることで、秋田県の米作りはその豊かさを保ち、お米の品質を一層高めているのです。

秋田県南地域の米づくり

秋田県の県南地域で収穫されるお米も非常に高い評価を受けています。

例えば、ミロクハウスが位置する秋田県美郷町は、奥羽山脈の恩恵を受け、お米の生産が盛んです。夏は日照時間が長く、奥羽山脈から吹き下ろす東風が湿った空気を吹き飛ばし、稲にとって最適な気候条件をもたらします。そして、秋には盆地特有の気候で朝晩の気温差が大きくなり、これが稲の成長をさらに促進します。

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秋田県美郷町には六郷湧水群と呼ばれる名水スポットがある

さらに、美郷町に流れる「日本名水100選」に認定された清らかでミネラル豊富な水は、美味しいお米づくりに欠かせない肥沃な土壌を形成しています。

日本名水100選に認定された美郷町の「六郷湧水群」に関する記事はこちらです↓

あきたこまち農家・生産者のストーリー

ミロク便で提供する「あきたこまち」の生産者、嶋津さんは家業から米作りを始め、大冷害を経験し、気象変動に負けない作り方の重要性を学びました。長年のこだわりで土づくりを追求し、地域の魅力と未来への思いを持ち、その美味しさをお客様と共有したいといいます。

あきたこまち生産者のプロフィール

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あきたこまち生産者の嶋津さん

名前:嶋津寛興
生まれ育った場所:秋田県美郷町千畑地区
米農家としての歩み:家業であった稲作に20歳の時に携わり始める。その後、兼業農家として35年以上お米を育てる。
趣味や特技:読書(ミステリー小説)・スキー

あきたこまち栽培のこだわりと想い

家業の手伝いから「あきたこまち」の栽培を始めた嶋津さん。特に、平成5年の大冷害の年を経験し、その際の困難を乗り越える中で、気象変動に左右されないお米づくりの大切さを痛感しました。その経験から、さらにお米づくりに真摯に取り組むようになり、土づくりに10年以上こだわり続けるなど、その姿勢は変わっていません。被害に負けない健康な作物を育てるための環境作りが最も重要だと感じており、毎年、新たな試みや技術を取り入れながら最高の土を目指しています。また、「苗半作」と言われる通り、プール育苗を取り入れ、初期生育の強化に努めています。そうして育ったあきたこまちの食べやすさやふっくらとした食感、そして新米の楽しさは、嶋津さんにとって特別なものです。

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あきたこまちの苗

稲作の1年と日々の取り組み

年間を通じた稲作には多くの工程があります。4月初めには田んぼの荒おこしを行い、その後種まきや田んぼの整地を始めます。5月に入ると、田んぼに水を張り始め、代かきを行います。水がきれいに張られた田んぼは日光や周囲の風景を反射し、まるで鏡のような美しさを放ちます。そして、夏の間は、水の管理や草刈りなど、田んぼの日々の管理が中心となります。9月には収穫を迎え、心を込めて育てたお米を消費者のもとへと届ける時期が訪れます。

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稲刈り作業をする嶋津さん

農家直送「ミロク便」のはじまりと今後について

嶋津さんとミロクハウスとの関わりは、インターン生としてミロクハウスで働く娘を通して始まりました。新しいことに挑戦することが好きで、この機会を通じて米農家として新たな選択肢を開拓しようと考えました。故郷の秋田県美郷町の魅力を多くの人に知ってもらいたいとも思います。

「自分が生まれ育った秋田県美郷町をより多くの人に知ってもらいたいと思います。水田の向こうには奥羽山脈がどんと構え、包み込んでくれるような大自然がとても落ち着きます。毎朝、作業前に朝日が登る姿を見ると、1日の始まりを感じます。」

そして、未来に向けて、土づくりの技術をさらに磨き、地域の農業発展に貢献していきたいと述べています。

お客様へのメッセージ

「美味しいお米をたくさん召し上がってください。私のおすすめは、白米と漬物の組み合わせです。しかし、自分が一番美味しいと感じる食べ方が一番です。好きなようにお楽しみください!」

と、嶋津さんは熱く語ります。

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農家直送のメリット「精米したて」をお届け

皆さんは普段、どこでお米を購入していますか?近隣のスーパーやコンビニエンスストアを利用されている方も多いと思いますが、より新鮮で安全なお米を食べたいのであれば、農家直送での購入がおすすめです。

絶対の新鮮さ:直送ならではの味わい

一般的なスーパーでの流通ルートは、様々な中間業者を経由します。その過程でお米は時間を経て劣化してしまうことがあり、また、何度もの積み下ろしによるダメージも受けることが少なくありません。しかし、農家直送の場合、お米は直接消費者のもとへと運ばれます。その結果、精米したての新鮮さを維持したまま、豊かな風味と持続する鮮度が確保されるのです。

生産者の顔が見える安心感

スーパーでの購入時、パッケージには生産地は記載されていても、具体的な生産者の情報は明確ではありません。一方、農家直送のお米は、生産者の顔が見えるため、その情熱や誇り、お米への深い愛情が直接伝わってきます。その手で一粒一粒大切に育てられたお米を、より深く味わいながら楽しむことができます。 

安全性への信頼

農家直送であれば、どの農家で、どのような方法で生産されたのかの詳細まで把握することができます。それにより、食の安全に対する不安を軽減し、安心してお米を楽しむことができます。

ミロクハウスが提供する農家直送の「精米したて」のお米は、これらのメリットを心から信じ、皆様の食卓にお届けします。秋田の大地が育んだお米の真の魅力を、ぜひ一度、ご堪能ください。

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収穫されるあきたこまち

ミロク便について

ミロク便では、ミロクハウススタッフが美味しいと思った秋田の美味しいものを通信販売でお届けします!

現在は秋田県横手産のりんご「ふじ」をご用意しております。

嶋津さんの新米も数量限定になりますが、ご購入可能です!
詳細はこちらまでご連絡ください↓

*現在、通信販売システムを準備中です。ご質問などがございましたら、ミロクハウスのInstagram、またはFacebookをフォローしていただき、DM(ダイレクトメッセージ)からご連絡ください。

最後に

秋田県の「あきたこまち」は、日本を代表する美味しいお米の一つです。ミロクハウスがお届けする農家直送の定期便を通して、その魅力と新鮮さを最大限に体験することができます。食卓に新しい風味と喜びをもたらす、特別なお米をぜひ一度ご賞味ください。

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この記事を書いた人

萩とおる(小熊九太朗)のアバター 萩とおる(小熊九太朗) ミロクハウスオーナー

東京生まれ東京育ち、先祖代々3代以上東京出身の生粋の江戸っ子だが、
秋田育ちの妻と共に、コロナパンデミックをきっかけに、秋田に移住し、ミロクハウスを運営する。移住のきっかけは、ダントツに美味しい秋田のお米と食材の豊かさ、そして美しい大自然に魅せられて、ミロクハウスを拠点に、愛車で東北のいにしえの歴史をめぐるのが楽しみ。風水・易・九星気学など、東洋占術のプロでもある。

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